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フォーカシングの3つの立場

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フォーカサー(フォーカシングをする人)

フォーカシングを行う人のことで、フォーカシングにおいてはフォーカサーは主役です。

 

体験過程を使いますので、その問題を感じている本人以外はフォーカサーになりません

 

当然、どんなセラピストでもフォーカサーに取って代わることはありません。

 

フォーカサーは自らの内側にフェルトセンスを感じ取り、対話していくことを行います。

リスナー(聴いてくれる人)

フォーカサーの傍らで傾聴を行う人です。

 

傾聴というとわかりにくいかも知れませんが、フォーカサーが解決に向かうことを信じて、傍らでフォーカシングに耳を傾ける人でです。

 

あくまでも傾聴であって主役ではありません。

 

セラピストなどは、このような立場にもなります。

 

積極的なアドバイスをしたりすることはありません

ガイド(提案する人)

フォーカサーの傍らにあって、「じゃあ、その『何か』に向かって挨拶をしてみることはできそうですか?」と提案したり、フォーカサーのフェルトセンスとの関わり方について、少し手助けしてくれる人のことをいいます。

 

体験的にですが、本などを読んでフォーカシングを学習するよりも、ガイドの手助けを借りて、フォーカシングのイメージや感覚をつかんでから自分でやった方がより早くフォーカシングに慣れ親しむことができるようです。

 

複合的な立場

フォーカサー、リスナー、ガイドのうちいくつかを同時にやる場合があります

 

例えば、一人でフォーカシングをするときは、フォーカサーとガイドが一体になっていますし、フェルトセンスからのメッセージを受け取るときは、フォーカサーとリスナーになっている場合もあります。

 

セラピストだと、リスナーとガイドを同時に行うこともあります。

 

3つの立場はありますが、フォーカサー以外は境界線が曖昧です。